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WiMAXで速度制限がかかる2つの条件
WiMAXでは、ふたつの速度制限のパターンがあります。
一つ目は月間で容量が決まっている場合です。
プランによっては月間7GBといった最大容量が定められていますので、それを超えると自動的にスピードが遅くなる仕組みになっています。この容量を超えてしまうと、その月の残りの日数はずっとその遅いスピードでしかネットができなくなりますので、かなりの制約となってしまいます。
もう一つのパターンは、直近3日間で10GB程度の容量をオーバーしてしまうというケースです。
これはプランに関わりなくどの契約でもかかる制限です。たとえデータし放題のプランで月間の容量制限がなくても、連続する3日間のうちこの容量を超えると、自動的に速度制限がかかってしまいます。
この場合は、月間制限がある場合ほどはスピードが落ちませんが、今までとはかなりスピード感が変わるので、不便を感じることになります。
だいたい1Mbps程度のスピードになってしまい、動画を観るのもちょっときつくなります。
3日間で10GBを超えるのはこんな使い方をしたとき！
ふたつ目の条件、3日間で10GBを超える、というのは、結構ハードな使い方をしない限りは起こりません。ですので、ビジネスや通常のネット利用では、ほぼこの制約は考えなくてもいいでしょう。
しかし、使っているサービスによっては、この容量を超えてしまうことがありますので、注意が必要です。
たとえば、オンラインゲームをしている人というのはこの制約に引っかかってしまうことがあります。
最近のオンラインゲームは、グラフィックスがかなり細かく動きもあるので、相当な容量食いとなってしまうのです。
また、ゲーマーは長時間連続でプレイすることが多いので、あっという間に10GBくらいならオーバーしてしまいます。
高画質の動画をずっと点けっぱなしにしている場合も、容量を食うものです。
とくに4K動画などは相当なデータ量となるので、連続して映画を観ると2日もあればすぐに10GBに達してしまいます。
ここまでの使い方をしなくても、家族でWiMAXを一緒に使っている場合も同様です。
一人ひとりの使う容量はそれほどではなくても、一緒に複数の人が使うことでデータ量が多くなってしまいます。
家の中にルーターを置いて家族みんなで使っているという場合には、この速度制限に注意する必要があります。
WiMAX速度制限を3つのポイントで他社と比較！
公衆無線を使ったWiFiはいくつかのサービスがあり、それぞれに料金や通信環境の面でのメリットを持っています。
また、どのサービスでも一定の速度制限の規定を設けていますので、WiMAXと同じような制約があります。
月間容量の制約条件
速度制限のかかる月間容量は、WiMAXが7GB以上となっているのに対して、Yahoo!WiFiは5GB、domocoWiFiも5GB以上となっています。
料金
WiMAXが最も安く、他のポケットWiFiのサービスは少なくても1,000円以上高い月額料金となっています。ここにも注目しましょう。
3日間で10GBをオーバーした場合のスピード
この場合の速度制限は、ほとんどすべてのポケットWi-Fiサービスで適用しています。それぞれ、どのくらいのスピードまで下がってしまうのか、という点に着目しましょう。
WiMAXの場合は1Mから1.2Mbpsというのが通常の制限です。
一方で他のポケットWi-Fiのサービスでは、900kbps台となっているところがほとんどです。
数字上はそれほど大きな差がないように見えますが、低速でのこの差は意外と大きく、特に複数の端末を同時接続している場合は、接続そのものが厳しくなってしまうこともあります。
スピードの安定性や料金などを比べてみると、WiMAXの方が他のサービスよりも優れていることがわかります。
速度制限を超えないために、普段からできることは？
ずっと快適なネット環境を維持するためにも、やはりこうした速度制限に引っかからないように注意したいものです。
日ごろからデータ通信量のチェックをしておきましょう。
WiMAXのルーター端末には通常、データ通信量の積算確認ができるメニューがあります。そこでちょっと使い過ぎているかなというときは、今までにいくら使ったかをチェックして、利用を抑えるのがいいでしょう。
もしWiMAX以外の固定回線につなげられる環境にあるのであれば、動画などの重いファイルについては固定回線でダウンロードするようにして、WiMAXではできるだけ軽いものを優先して使う、というのも賢い方法と言えますね。