WiMAXの通信速度が遅い!原因は?
WiMAXを契約して使いはじめたものの、期待していたような通信速度が出ない、もしくは家の外では結構スピードが出るのに家の中に入ると極端に遅くなってしまって困る、ということがあるかもしれません。こうしたケースでは、いくつかの原因が考えられます。
1古いWiMAX回線
WiMAXはWiMAX2+という新しい回線に順次引き継がれていますが、もし古い通常のWiMAX回線を使っている場合、数分の一の速さとなってしまいます。何年も前に契約してそのまま使っているという場合は、回線の見直しをしましょう。
2一度にたくさんのデバイスをつなぐ
外出先では自分のパソコンとスマホくらいしかつないでいないものの、家に帰るとスマートテレビや家族のデバイスなど、いくつもの端末が一気につながって通信速度を食ってしまうということがあります。
3使い過ぎによるスピード制限
WiMAXでは通常3日間で10GBを消費してしまうと速度制限がかかり、かなり遅くなってしまいます。この場合は、一日待ってスピードが回復するまで我慢するしかありません。
ルーターを確認で速度向上!
スピードがイマイチだと感じるときに、まずチェックすべきなのが、通信設定がどうなっているかです。
WiMAXはいくつかの通信モードを備えていて、それによってスピードが変化します。
たとえば、ハイスピードエリアモードなどのハイパフォーマンスモードにすることで、通信システムを変更して速度を上げられます。
また、どの通信帯を選択するかも選べるようになっています。設定がLTEになっていない場合は、LTEに変更することによって、ぐっとスピードが向上します。
ただし、こうしたハイパフォーマンスモードは、プランによっては追加料金がかかることもあるので、料金面での注意が必要です。
これらの設定はWiMAXのルーター端末でできます。
メニューの「通信設定」や「通信モード」という項目から設定できるので、一度そのメニューを見て高速通信モードになっているか、チェックしましょう。
もし、そうでない場合は、モードを切り替えてスピード向上を図りましょう。
エリア確認でできる対策!
WiMAXは携帯電波を使ってのネット環境構築をしているので、電波が入らないエリアでは通信環境を維持できない、もしくは通信スピードが遅くなってしまいます。
設定を変えてもスピードが向上しないのであれば、エリア確認をするようにしましょう。
WiMAXのホームページには「エリア確認」というページがあるはずなので、そこから自分が使っている場所が対象エリアとなっているかをチェックできます。
ここでは、サービス自体があるかどうかというだけでなく、どの通信方式が使えるかがわかります。
スピードが速い電波は使えないが遅いタイプの電波なら使える、といったこともわかります。
通信スピードが遅い電波しか使えないエリアである場合は、どうしようもありませんが、速いタイプの通信方式が使えるのであれば、通信モードの設定でそれに対応させることで改善できます。
一工夫で速度向上!
エリア内にあるとしても、電波の受信状況によってはスピードがあまり出ないということもあります。
マンションに住んでいる、近くに電波塔などがある、などの理由でうまく電波を受信できない場合があるからです。
1受信環境を見直す
たとえば、部屋の奥に端末を置いているのであれば、窓際に持って行く。
端末を持って家の中を歩いて回って、一番受信する所に置く、ということもできます。
2端末を最新機種に変える
機種によって受信能力や対応できる通信方式が違うので、新しい端末を試す価値は十分にあるでしょう。
3パラボラアンテナを作る
こうした工夫をしてもダメ、という場合には、電波をより受信しやすいようにパラボラアンテナを自作してみる、というのも一つの手です。
金属製のボウルを使って、電波を集中させてルーター端末に集めることによって、ぐっと電波の受信状況が良くなることがあります。
100均で販売されているものを使って簡単にパラボラアンテナを作れるので、試してみるといいでしょう。
外出先は十分なスピードがあるのに家ではダメ、という場合は、家の受信環境が悪いだけなので、アンテナを使うことでかなり向上することもあります。
費用もほとんどかからない方法なので、一度チャレンジしてみる価値は十分にあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、WiMAXの通信速度が遅いときの原因と対処法について解説させていただきました。
通信速度が早くなると、動画の再生やダウンロードもとてもスムーズになり、ストレスフリーでインターネットを楽しむことが出来ます。