WiMAX2+ルーターを中古で買う
WiMAXをはじめとするWiFiネット通信をするためには、モバイルルーターが必要となります。
しかし、一般にルーター端末は1万円以上するものが多く、始める際に初期費用がかかってしまうことになります。
少しでも端末料金を下げるために、中古のルーターを購入する、という手段があります。
中古のルーターはいろいろなところで販売されていて、ネットショップなどでもたくさんの製品を見ることができます。
たとえばAmazonなどでは、WiMAXに対応しているほとんどのルーターが中古です。
また、楽天のオークションなどでも、店舗や個人ユーザーからの出品があり、気軽に購入できるようになっています。
中古で購入することのメリットは、新品で買うよりも価格が安いことですね。
WiMAXルーターの中古の品質は大丈夫?
上に記載した信頼できるネットショップで販売されているものであれば、新品ではないとしても、品質自体は問題ないと言えるでしょう。
中古商品は購入者の利益を守るために、外観やバッテリーの持ち、機能の不具合などについての評価を公表しています。
たとえば、「画面に傷が付いている」「バッテリーの持ちが半分程度になっている」のメッセージがそれぞれの商品ごとに付記されています。
また、それぞれの状態についての評価もA/B/Cで付けられています。
「中古だと品質が悪いのではないか」という心配もありますが、こうした評価をしっかりと見つつ価格とのバランスを考えて買えば、問題はないでしょう。
ただし、ショップによってはこうした状態についての評価の基準がしっかりしていなかったり、個人の出品の場合は状態チェックが正確でなかったりすることもあります。
商品を注文したはいいものの、届いてみたら状態が悪かった、ということもありえますので注意が必要です。
どちらにせよ、やはり中古商品は、新品と同じ品質を期待することはできません。いろいろな可能性を承知の上で買う必要があります。
WiMAX2+のルーターの中古は得じゃない!?
実際のところ、WiMAXを試したい、という理由で中古のルーターを買うというのであれば、メリットがほぼないと言わざるを得ません。
というのも、WiMAXでは新規申し込みをすれば、新品のルーターを無料で使えることがほとんどだからです。
多くのプロバイダでは初期費用は0円で、その中にルーター端末も含まれています。
わざわざ中古で端末を購入しなくても無料なので、そのキャンペーンを利用すればいいだけです。
しかも、(プロバイダによっては無料となる端末が限定されることもありますが)ほとんどのプロバイダで最新のルーターが用意されているので、型落ち商品が多い中古商品を探すよりもいい、と言えるでしょう。
では、どうしてルーターを中古品で買う人がいるのでしょう。
それはWiMAXで使うためというよりは、格安SIMとして使うことが多いからなのです。
WiMAXに対応しているルーターは、格安SIMを挿せるようになっている機種が多く、スマホのデータ通信にも対応できる、という特徴を持っています。
そのため、通信料金が安い格安SIMを使いたい、という人がユーズドのルーターを選ぶケースが多くなっているのです。
このように、中古を購入するのは、他社のサービスを使うためであり、WiMAXのためにルーターを買うという人はかなり少ないと言えます。
もちろん、中にはWiMAXを使っていて、今まで使っていたルーターが気に入らない、故障して使えなくなってしまった、という理由で買い替える人もいます。ですが、全体の中では少数です。
ベストな選択とは?
こうして見てみると、WiMAXを利用するという目的であれば、わざわざ品質が劣る可能性のある中古製品を購入する必要はないことがわかりますね。
たいがいのプロバイダでは、最新の端末が無料で付いてきますし、たとえ有料となっている上位機種やクレードル付きのものであっても割引がされるので、数千円で購入することができます。
しかも新品で保証も付いています。こちらの方がお得に、さらには安心して買える、ということになります。
プロバイダによってどの機種を扱っているかは違います。会社選びをするときに、どんな端末が用意されているかをチェックし、ルーターのリストを細かく見てみるとよいでしょう。
最近は、最新の機種で1Gbps超の通信スピードを出せるルーターが出ています。便利なモード自動切り替えなどの機能もあります。
製品の機能や性能についてもじっくりと比較するのがよいでしょう。
そうすれば、より良いネット環境を作ることができますね。